岩手県大槌町に行ってきました。
吉里吉里でわかめを生産している東谷寛一さん(79才)、幸子さん(77才)、息子さんの伸吾さん(52才)です。
12年前の震災後、ボランティアで大槌町に行ったことがきっかけで、翌年から東谷さんのわかめを秋田で販売するようになりましたので、もう11年のお付き合いになります。
いつもにこにこ明るい幸子さんと、海のことならなんでも知ってる海の男そのものの寛一さんです。
震災後、後継者がいないために、再建を断念せざるを得なかったわかめ漁師さんも多かったそうですが、(生産者は3分の1に減ってしまったそうです)、東谷さんのところは、長男さんが後継者としてしっかり立ってくださったので存続することができたということです。
お会いするたびに、やはり震災の日のことをぽつりぽつり話してくださいます。
役場の方たちがたくさん犠牲になった大槌町で、ご夫婦でリーダーシップを取って、町の人たちに声をかけ、励ましている姿をリアルタイムで見て記憶しています。尊敬してやまないご夫婦です。
長生きして、まだまだおいしいわかめを作り続けてほしいです。
5月にあがってくる新しいわかめが楽しみです。